高齢者の認知症

高齢者に多い病気

高齢者では65歳以上で約1割が認知症であると診断されています。
またある調査では4人に1人が認知症であるとも言われており、高齢者でもっとも多い病状です。
その症状は、体験したことを全て忘れる、物が無くなったりしてそれを他人の所為にする、そして症状は日々どんどん進行していくのが特徴です。
同じように加齢による認知症と似た症状で、体験したことの一部を忘れる、例えば朝ご飯を食べたことを忘れるなどの症状がありますが、これは認知症ではなく、加齢特有の症状です。

認知症の原因としては、脳の異常が原因であり、脳の神経が死んだり、脳に異常なたんぱく質が溜まることで発症すると考えられています。
その病状によって、アルツハイマー型認知症や前頭側頭型認知症などの病状があります。
認知症では、物事を記憶できずに少し前のことを忘れたり、相手の話が理解できない、買い物に行くと同じ物を何個も購入する、感情表現が上手くいかず思いがけない感情を示すなどのことを引き起こします。
しかし、これらは認知症の重い症状ではなく、症状が進行すると現在の年月や時間、自分がどこにいるのかも分からなくなり大変です。

家族や周りの対応の仕方

認知症の人がいたら、何も分からないんだからとう感じで接するのは間違えです。
認知症患者は理解力や記憶力は低下していても、感情は普通にあり自分の状況を理解できます。
家族や周りは温かく接し、優しくサポートしていくことが大切です。
適当に接すると認知症患者自体が不安になります。
認知症だからと言っても、生活が出来なくなったわけではないので、今まで通り通常の生活が出来るように、周りの方が最大限にサポートするのが良いです。

認知症は治るのか

認知症を発症したなら、まずはすぐに病院へ連れて行って診察させるべきです。
早期発見と早期治療が重要なので、もしも認知症でないかと周りが思ったり、自分が疑ったりするようになったなら、すぐに病院へ行きましょう。
早期治療をすることで、その分高い治療効果も期待できます。
専門家に相談することも有効です。

残念ながら現在のところ、認知症の治療薬はありません。
しかし、薬物療法を行うと、進行を遅らせたり、脳の機能低下を防ぐことは可能です。
またリハビリなどを行い体を動かすことで、脳に刺激を与えて少しでも通常の生活が出来るよう回復を図ることは出来ます。
またとても重要なのは家族のケアです。
家族が一緒になってケアすることで、症状も良い方へ向かいます。

認知症は生活習慣病と関係あるとかんがえられているので、定期的に運動したり、野菜や魚を中心とした栄養バランスの良い食事をこころがけたりすると、予防に効果があると言われています。