お年寄りの骨折事故

骨折しやすく治りが遅い

高齢者の骨折は若い人に比べると、骨折しやすく治りにくいです。
骨が脆くなっていますので、僅かな力でも骨折してしまいます。
高齢者の骨折の特徴としては、骨折した部分のずれが少ないので、腫れたりするような外傷が無いことも多く、痛みもさほど強くないので、骨折したままそのままにしておき、ずれが大きくなって痛むと病院にかかることも多く、診断が遅くなります。

高齢者は若いときと違い、平衡感覚を失っていたり、視力や筋力が弱いので、少しの段差で躓いてしまったりして転倒することもあり、そのような転倒で骨折することもあります。
軽い転倒でさほど体にダメージが少ないと思うようなことでも、高齢者では骨折していることもあります。
もしも転倒したなら、念のために医者に診せるようにするべきです。

骨折をしないために

高齢者は骨粗鬆症という骨の密度が弱くなっている状態にある方が多いです。
骨折をしないためには、この骨の密度を高くして骨を丈夫にすることです。
たとえ高齢者であっても骨を丈夫にする努力をすれば、丈夫な骨を保てます。

そのための方法としては、カルシウムを沢山摂ること、日光浴をすること、適度に運動することが大切です。
食事ではカルシウムの多い食べ物を料理として出し、日頃からカルシウム不足を防ぎましょう。
牛乳などを飲ませるのも良いでしょう。

骨は使わなければ筋肉と同じように自然と弱っていきます。
それを防ぐためには、日頃から適度に運動して、骨にも刺激を与えることです。
動ける方なら、外に出て日光浴がてら歩いて運動をするなどを行うのが良く、寝たきりで歩けない方は、その場で手足を動かすことでも運動になります。
日光浴をすることで体内でビタミンDが作られてカルシウムを骨に蓄えることが出来ます。

日頃から高齢者も周りも注意することも大事です。
いくら運動するのが良いからといって、雨の滑りやすい日に外に出ては危険です。
少しの段差でも躓きやすいので、そのような場所は介護者が配慮して手助けしてあげましょう。
何かを高齢者がするにしても、急がせてはいけません。
急げばそれだけ注意が疎かになり、急いで動くと転倒する危険もあります。
出来るだけ高齢者のペースで行動をさせてあげましょう。

もしも骨折してしまった場合は、通常の人と治療方法は同じです。
安静にして、骨折した箇所を固定して治るまで動かさないようにします。
状態によってはギプスをするかもしれません。
しかし、一度高齢者が骨折すると、治るまでの長い間その体の部位は動かさないので、どんどん筋肉や骨は衰えていきます。
治療が終わり回復したらリハビリして元の生活が出来るようにすることは必須です。